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銀化俳句会

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銀砂子掲載休止のお知らせ  
銀砂子は平成20年6月1日まで掲載を休止します。
・・・銀化「虎の穴プロジェクト」推進中・・・

葡萄の会 
 1月16日(水)

 主宰作品

喪の家のどこぞに隠す福寿草
花歌留多立ちて厠の長きこと 
没落のにほひのしたる二重廻し(とんび)なる
 
 特選句

初夢の骰子の目ののつぺらぼう        寿一
蹣跚の身を寒燈に恥ぢにけり         尚

 入選句(抜粋)

鐘の音や去年を離れて今年へと        富雄
旅に出て三寒のまま戻りける         素宇
巡りては水槽の鮫老いゆけり         凉
人とゐる如くにラヂオ寒厨          摩耶
雪兎知恵が回りて溶けにけり         まさ代
鶏鳴のとどく寒卵を割りぬ          武
松過ぎて松の行方のごとくあり        露結
竹林の大波となる淑木かな          美智子
新しき昔の積る落葉山            将義
仲見世を歩く昭和や冬帽子          範久
曠日やひもすがらなる冬の蠅         ノリ子
一指もて奏づるド・レ・ミ春隣        憲壱
根白草うすくれなゐの削り節         志津子

愈々新年会ですね。久しぶりに会える人、何時も会っている人、
愉しく、賑やかに行きましょう。
                   竜才

東京句会  
1月12日(土)

 主宰作品

野火の舌ときをり余計なもの舐る     道夫
人の名は脳(なづき)をこぼれ春の星

 特選句

文飾をもつて凍死といふことに        瑪論
いにしへの雪が還つて来て吹雪く       将義

 入選句(抜粋)

河豚鍋や生きてゐりやこそ死に会へる     厨
鈴の音を零して歩む初詣           茜
行き行きて戻る者なし探梅行         凉
晩年の面差しのふと檻の鷹          ノリ子
霜柱少しく天を押し上ぐる          露結
初富士もこの跨線橋からが好き        武
声ほのと残りてをりぬ冬桜          康弘
静物として人日のなきがらに         志津子
切干の危ふき捩れありにけり         佳子
小殿原口を揃へて申しけり          竜才
前の夜の諍ひの味凝鮒            淳男
飛行機の銀の音せる初御空          辺
七日かな仙臺平を畳む手間          綾子
たたかれていいわけをはく蒲団かな      浩之
練炭の炬燵の昼の深きかな          鰻戊
林立の雪吊曖昧なかりけり          幸子
松過ぎや刻みキャベツを土手にして      公俊
ままならぬ裏表にて網の餅          努
三つ星かすかに応ふ年籠           昭子
瑞雪をたがひに払ひ御慶かな         明美    
 
一月はどの句会もそれぞれに初句会。出席者は今年既に二回
以上の人と初めての人と、それぞれの挨拶が交わされる。康弘

 

1月9日  沚句会
主宰の句
 笹鳴や音を拾ふに目を使い
 日照雨とは何故か嬉しき懸大根
特選句
 鯛焼は怠学の味いたしけり   淳男
入選句
 白鳥の旅物語るうすよごれ   まさし
 耳萎えし日は冬眠にあるごとし  しう
 冬の虹話半分にて消ゆる     克子
 坂は手をつなぐ口実恵方道    摩耶
 波音のやうに鳩くる冬の景    君鳥
 初湯殿耳より鱗落ちにけり    羽合
 おでん酒懐古悔悟のコロ齧る    辺
 米山や暮るるに年の傾ぶきぬ   梅子
 雪霏々と懐郷とふが生れきし   凛子
 黙りも饒舌もゐて雪婆      晴美
 昼月にぶら下がりたる出初め式   博

あけましておめでとうございます。
今後の予定ですが、2月はお休み、3月26日(水)逗子吟行、4月9日開港記念館となっております。
よろしくおねがいいたします。

                        〈若林〉

池袋句会 
 1月10日(木)

 主宰作品

凍豆腐正座にうとき者同士
次の間も襖の禽の飢えてをる

 特選句

四日はや四日の老いを授かりし        竜才
湯豆腐や差し伸ばしたるすくひの手      多恵子

 入選句(抜粋)

登四郎と名付けし鶴ぞ凍ててをり       黒冬
日出づる処指さす大旦            知美
マスクして自分の顔を置いてくる       更
熱燗も天使に分けて出てきたり        仁
底冷や声変へてあるインタビュー       憲壱
ぽつぺんの危ふき音を繰り返す        麗子
まつ先に長老木(ちゅろぎ)鋏みし頃のこと  ゆき
根の国へ矛先向ける氷柱かな         キミ子
グラタンの噴いて裸木揺るる窓        雅子
淑気かな故国は波に縁取られ         文世
寒餅を炙れば反りしむかしかな        将義
アイロンの余熱に似たる四日かな       菜美
流すことながさるること初湯かな       努
探梅行ひとを怖れぬ鳥であり         幸司
音のなき楽湧く如し初茜           喜美子
寒晴れや発馬機(ゲート)一気に回転す    美千代     
正月もはや10日、先生も連日の句会で大変だと思う。
今年は10周年の大きな節目でもあり、体に気をつけて欲しいと
願う次第であす。
                竜才

小江戸句会 
 1月8日(火)

 主宰作品

かんじき(漢字)に儘ならぬ身と知らさるる 
一行が読めぬ眠さよ百千鳥
鳥総松雫は傘を振つて切る
涅槃図に遠近両用眼鏡かな  

 特選句

宝船この先さはに欲りてもや         綾子 
偽りのこと混じりては息白からず       淳男
煩悩の装ひ新た今朝の春           まさし

 入選句(抜粋2点以上)

父の座と鏡餅の座確保せる          麗子
まつ先に児の初声が門に入る         克子
年新た雲一片の白をもて           憲壱
足音に居住まひ正す松飾           知美
元旦やまた一年(ひととせ)を借り申す    凉
良薬は甘しと寒のにごり酒          蚯蚓
人日やすでに一年(ひととせ)読めてをり   寿一 
踏切のなかなか開かぬ恵方道         将義
春待つや買ふつもりなき真珠見て       H・みはる
図らずも意中を漏らす炭の尉         多恵子 
達磨市ありて目抜きとなりにけり       羽合
初泣のカメラから鳩飛び出すぞ        武
   
皆様、良き新年をお迎えのこととお察し申し上げます。
本年もよろしくお願い致します。
又、今年も俳句との格闘が始まりました。健康第一、俳句も第一
を目標として頑張りましょう。
                       竜才

銀座句会  
1月5日(土)

主宰作品

 うらじろがまず無残なる四日かな     道夫

 特選句

青空に用あるごとく出初式         未知子
開眼の兆しもあらず寝正月         憲壱


 入選句(抜粋)

今生の今この時のちりてつさ        厨
思はざる高みに御籤初詣          範久
七草を吹けばのたうつ日本海        紀子
雪うさぎ跳ねよ飛べよと撫づるかな     淳男
枝と枝ふれつつ木々の凍ててをり      康弘
高々と昇れば初日誰も見ず         清子
まだ松の内の悲しみゆゑつのる       武
樏の千頭代わる代わるかな         昇
着膨れて小さき人となりにけり       露結
電線の馴染みてすがし初御空        みはる
にきにきと尾根をはなるる初日かな     竜才
炭ついで言葉の要らぬ仲であり       和木
ていねいに音をほぐして弾き始       清美
お年玉「はい」の返事に力あり       冨美子
初富士の輪転機より現るる         羽合
初買ひは切符やなほも行手あり       公俊
初夢の音の記憶のなかりけり        鰻戊


明けましておめでとうございます。
今年の句会は銀座句会からとなりました。
本年もよろしくお願いします。

                   康弘

クオレの会 
 12月27日(木)

 特選句

このごろの世情見に出る霜柱      知美
一個にて評価定まる箱ミカン      厨
笹鳴や枝と枝とは触れ合はず      知美

 入選句(抜粋2点句以上)

祖国より母国がよかり根深汁      公俊
白鳥の声を限りの声光る        武
空つ風なぜか生国聞きたがる      敏
家の子といふは犬の子冬帽子      峯子
家族とふ仄暗きもの絵双六       憲一
眠き子の手より落ちたる蜜柑かな    周子
朝のふゆかもめゆふべの冬鴎      洋子
去年今年毛抜き合はせの仕立てなる   千鶴留
凍星や聖書の並ぶ古本屋        夏子
火鉢とは発禁の書の匂ひせる      康弘
遺されて冬菜二畝宙めざす       ノリ子
白菜を剥ぐ正体を暴くべく       露結
狐火のまれに跫立つるかな       淳男
奸計を組み上げてゆく懐手       将義

今年も最後の句会となりました。有難う御座いました。
新年句会は1月24日(木)同所で行います。
皆様良き新年をお迎え下さい。
                   竜才

葡萄の会 
 12月19日(水)

 特選句

外よりも中の寒くて大伽藍        露結

 入選句(抜粋)

みつけた化石掌の上冬ひばり       敏
路地裏は昭和への道松飾         凉
懦夫でよし裸木でよし生きてをる     寿一
襟立てて別れし人をかへりみず      H・洋子
塩鮭や由一は半身遺したる        達也
見たきもの百鬼夜行図鎌鼬        尚
夢を見てゐるひとたちの暖房車      武
棚引きし煙愉しむ焚火かな        美智子
北風にいよいよといふ気迫あり      まさ代
冬の蠅雑巾がけの行止り         佐恵子
山容を引締め寒波来りけり        憲壱
縁側に余る日向や寒灸          雅子
うつ伏せに年逝く水の面かな       将義
温暖化絶滅危惧種雪女          富雄
親指は言挙げもせぬミトンなり      淳男
美顔器の充電を待つみかんかな      志津子

主宰の出句はありませんでした。
初句会は1月16日(水)場所は市川公民館です。お間違いなく
・・・1年間有難う御座いました。来年もよろしくお願い致します。                竜才

沚句会  

12月12日
沚句会
主宰の句
  枯芙蓉雨の理(ことわり)聴いてをり
  問診に舌(べろ)出して見す室の花
  極月の水の出入りなき山湖
特選句
  
  新年といふ産声の中にゐる      竜才
入選句
  外苑の所得顔(ところえがお)の落葉かな    綾子
  冬鴎少女のころのこころざし     周子                                                 
  前山の彩を継ぎ足す牡丹鍋      久生
  木枯を帰り来し猫やはらかき     しう
  埴輪の目無くて目の合ふ冬帽子    君鳥
  旧邸の波うつ玻璃戸花やつで     克子
  椀の朱を濃餅汁が満たしをり     梅子
  ポケットよりポケットへ貰ふ紙懐炉  摩耶
  不完全燃焼なりし古暦        凛子
  暦売明るい未来ばかり言ふ      武
  マフラーを首枷としてよこしけり   淳男
  しぐるるや根生ひの言葉さがしゐて  碧

今月でみなとみらいともしばらくのお別れです。横浜のあちこちを放浪するのも楽しいかも・・・

                               〈若林〉

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